今月の主題 免疫学の理解とその臨床
免疫疾患へのアプローチ
アレルギー性疾患のための検査
灰田 美知子
1
1東京大学医学部物療内科
pp.480-483
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910188
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ポイント
●皮膚反応,RASTなどでは保険の適応範囲が限定されているので,十分な問診で疑わしいアレルゲンを絞ったうえで検査項目を選択する.
●薬物・食物アレルギーの場合は,これらの検査を行っても問題のアレルゲンで陽性になるとは限らないので,より一層,問診や除去・誘発試験が大切となる.
●生体内検査法のなかでも皮内反応,粘膜誘発試験ではアナフィラキシーや喘息発作などを起こす可能性が常に存在するため,救急措置ができることを確認してから施行する.
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