診断のポイント
尿石症と副甲状腺機能亢進症
園田 孝夫
1
1阪大・泌尿器科
pp.362-363
発行日 1967年3月10日
Published Date 1967/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201695
- 有料閲覧
- 文献概要
近年,尿石症はわが国においても増加の一途をたどる傾向にあり,日常臨床医家にとつて,尿石症に接する機会が非常に多くなつてきた。
しかし,尿石症の発生原因については,まだほとんどわかっていないのが現状であつて,われわれが取り扱う尿石症患者についてみても,その原因の明らかなものは全体の10%以下にすぎない。したがつて,尿石症を治療する場合,その原因の追求とともに,原因に対する根本的治療が,結石の再発あるいは多発を防止するうえにはなはだ重要である。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.