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"scharfe Beobachtung und genaue Methodik"—阪大名誉教授 大阪府立病院長 堂野前維摩郷氏に聞く
長谷川 泉
pp.834-835
発行日 1966年6月10日
Published Date 1966/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201348
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忘れえぬ稲田先生のご教訓
長谷川 先生がもしお医者さんになつてなかつたら,どんな方面に進んでおられたでしようか。
堂野前 はつきりした理由あつて医学を志したわけではないのです。中学の卒業まぎわになつて,工科へ行こうか医科にしようかと決めかねていました。そこでぼくの親しくしていたクラスメートのひとりと相談した結果,医者は多くの人を助けることができるのだから,医科へ行こうではないかということになり,八高三部,東大医学部というコースで医者になつたわけです。だからもし医科でなかつたらおそらく工科を選んでいたでしよう。
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