今月の主題
高血圧とアンジオテンシン
山村 雄一
1
1阪大内科
pp.668-671
発行日 1965年5月10日
Published Date 1965/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200811
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古くから腎の病変があるときには,高血圧を伴うことが経験的に知られていた。腎性高血圧とよばれる症候群である。ところで腎の病変ということと,高血圧という症候群とはどのように結びついているかという問題は永い間わからなかつた。しかし近年にいたつて,その一部が解かれてきたといつてよい。その解決の鍵の一つがアンジオテンシン(angiotensin)である。
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