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特集 腎疾患治療薬 フロントライン
各論
第2章 慢性腎臓病・透析合併症
32.高血圧:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
Angiotensin Ⅱ receptor blocker
宗像 正徳
1
Munakata Masanori
1
1東北労災病院治療就労両立支援センター
キーワード:
高血圧
,
レニンーアンジオテンシン系
,
降圧薬
,
腎保護
,
慢性腎臓病
Keyword:
高血圧
,
レニンーアンジオテンシン系
,
降圧薬
,
腎保護
,
慢性腎臓病
pp.295-299
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002150
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1 はじめに
ARBは,日本においてカルシウム拮抗薬と並んで最も高頻度に使われている降圧薬である。安定した降圧に加え,目立った副作用がないことにより忍容性が高いことがその一因と思われる。AT1(angiotensin Ⅱ type 1)受容体を遮断することで,降圧のみならず特異な腎保護効果を発揮するエビデンスも蓄積されている。一方で,慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)における処方においては高カリウム血症や急性腎障害の発生に注意が必要である。

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