えつらん室
基礎と臨床のかけ橋をめざす—国行昌頼著『臨床に必要な血液型の知識』
上野 正吉
1
1東大法医学
pp.447
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200755
- 有料閲覧
- 文献概要
著者信州大学医学部講師国行昌頼君は数多い古畑門下逸材中の逸材で,しかも永年民間のブラッドバンク技師として毎日血液の顔をみて暮してきた篤学の士である。氏はまた弁論の雄であり,説くところまことに理路整然常に人を傾聴せしめることは定評のあるところである。本書を通読して受けた第1印象はまたこれに通じ,複雑難解な血液型の知識をよくこれだけ整理し,人に近づきやすいものにしたものと感心させられた。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.