器械の使い方
血色素測定に関する2,3の問題点
阿部 正和
1
1慈大・内科
pp.281
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200706
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現在わが国の臨床家がもつとも広く使用しているのは,ザーリーの血色素計による血色素の測定であろう。この方法は,誤差が大となるいくつかの問題点があることは,雨宮博士の論文にくわしい。そうはいつても,装置が簡単,廉価で,操作のやさしいことを考えれば,将来も臨床家に愛用されるだろうと思う。ただ,努力して,できるかぎり正確に測定するように心がけねばならないことを強調したい。
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