グラフ
螢光抗体法
浜島 義博
1
1京大・病理
pp.10-11
発行日 1964年4月10日
Published Date 1964/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200211
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ちかごろ免疫組織学が急速に発展してきた。それは螢光抗体法,同位元素フェリティン抗体法などの抗体成分を標識して組織または細胞内の多くの病原体,病原因子などを特異的に形態組織学的に観察する優れた方法が出現してきたからである。その中の一つ,螢光抗体法は,ある特定の螢光色素で抗体を標識し,組織切片上で病原体(抗原)と特異的に抗原抗体反応を起こさせてその抗原の所在を適確に観察できる方法である。最近わが国においても,この方法を臨床上の迅速な診断に応用する努力が払われている。
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