特集 最新情報をおさえる!—臨床栄養の活用ガイド
さまざまな病態における栄養のポイント
がん患者の栄養療法
伊藤 彰博
1
,
東口 髙志
1
,
森 直治
1
1藤田保健衛生大学医学部外科・緩和医療学講座
pp.2354-2358
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200184
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ポイント
◎がん治療を効果的に行いつつ,患者のQOLを良好に維持するためには,適切な栄養管理を行うことが肝要である.
◎悪液質の状態を,pre-cachexia→cachexia→refractory cachexiaに分類する3段階の病期(stage)が提唱されている.
◎残された余命が約2週間の時点で,生体は不可逆的悪液質に陥り,その結果,エネルギー消費が逆に抑制される.
◎不可逆的悪液質に陥った場合,輸液・栄養の負荷を軽減することが望ましい.
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