Japanese
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特集 誰も教えてくれなかった緩和医療—最新知識と実践
Ⅲ.臓器別症状と全身管理
輸液・栄養と悪液質
Infusion therapy for cancer cachexia
村井 美代
1
,
三吉 彩子
1
,
森 直治
1
,
東口 髙志
1
Miyo Murai
1
,
Ayako Miyoshi
1
,
Naoharu Mori
1
,
Takashi Higashiguchi
1
1藤田保健衛生大学医学部外科・緩和医療学講座
キーワード:
悪液質
,
ギアチェンジ
,
refractory cachexia
Keyword:
悪液質
,
ギアチェンジ
,
refractory cachexia
pp.754-759
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205432
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要旨 がんの病態や状態は患者個々によって異なり,さらにがんの進展に伴い次第に顕著となる「悪液質」は治療抵抗性で,緩和医療における栄養管理を困難なものにしている。しかし,抗がん治療期,終末期のがん患者のQOLを向上させ,予後の延長を含めた総合的なアウトカムを最良のものにするためには,悪液質の概念を十分に理解したうえで,代謝・栄養学を駆使した患者の身体にも精神にもやさしい緩和医療の提供が不可欠と考えられる。
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