今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
わが国の栄養療法の現状
わが国における栄養サポートチームの普及状況
伊藤 彰博
1
,
東口 髙志
1
,
梶谷 伸顕
1
1藤田保健衛生大学医学部外科学・緩和ケア講座
pp.726-729
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100614
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ポイント
日本静脈経腸栄養学会が,NSTの導入を学会主導で支援する“NSTプロジェクト”を設立し,わずか5年間で,プロジェクト参加施設は920,このうち684施設でNSTの稼動が開始されるに至った.
日本栄養療法推進協議会のNST稼動施設基準では,医師,薬剤師,管理栄養士,看護師,臨床検査技師の参加は必須とされている.
さらに栄養療法および栄養管理に関する成績(データやoutcome)を集積し,それを基に現行の実施方法を改善させる機能を有していることや,褥瘡チームや感染対策チームならびにリハビリテーション部門などの他のチーム医療や部門とのコラボレーションが図られていることが求められている.
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