特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方
間質性肺疾患
過敏性肺炎
宮崎 泰成
1
1東京医科歯科大学医学部呼吸器内科
pp.1908-1912
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200030
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ポイント
◎過敏性肺炎は,特定の抗原(鳥由来の蛋白と真菌が重要)の吸入により免疫反応を起こし発症する間質性肺炎である.
◎急性と慢性があり,急性の7〜8割は真菌が原因の夏型過敏性肺炎である.慢性では鳥関連過敏性肺炎が多い.
◎患者の環境の情報収集が診断に重要である.
◎治療の基本は,抗原の排除である.薬物療法としてはステロイド薬を中心に行い,免疫抑制薬を補助的に使用する.
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