特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方
間質性肺疾患
膠原病肺
土師 陽一郎
1
,
岸本 暢将
2
1大同病院膠原病・リウマチ科
2聖路加国際病院アレルギー膠原病科
pp.1904-1907
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200029
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ポイント
◎膠原病肺ではステロイドや免疫抑制薬の決まった使用方法はなく,症状や検査結果,原疾患などを総合的に考えて治療方針が決定される.
◎膠原病肺が疑われた時は薬剤性間質性肺炎や日和見感染症との鑑別が重要となる.
◎強皮症に伴う間質性肺炎では,中等量〜高用量のステロイドの投与により強皮症腎クリーゼのリスクが上昇すると考えられており,ほかの膠原病肺とはステロイドの投与量と投与中のリスクが異なるため注意が必要である.
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