特集 糖尿病患者を診る―治療と兼科のポイント
糖尿病診療の基本
薬物療法(内服薬)
上野 浩晶
1
1宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野
pp.1400-1405
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107692
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ポイント
◎低血糖のリスクがある薬剤,特にSU薬は慎重に症例を選択して,低用量から開始する.
◎DPP-4阻害薬は幅広い症例に有効であるが,SU薬との併用や長期使用時の副作用には今後も注意を要する.
◎ビグアナイド薬は禁忌例を除外すれば用量依存的に血糖改善効果を示し,体重や脂質にも好影響をもたらす.
◎グリニド系薬は好適症例に使用すれば,他剤よりも血糖変動幅の改善が期待できる.
◎SGLT2阻害薬は脱水などをきたしやすいため,投与症例を慎重に選択して使用すべきである.
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