Japanese
English
腟炎・2
トリコモナス腟炎に対するフラジール内服療法および内服局所併用療法
The treatment of trichomonas vaginitis by the internal as well as the combined internal-local administrations of "Flagyl"
松本 道雄
1
,
豊田 明
1
Michio Matsumoto
1
1九州大学医学部産婦人科学教室
pp.343-346
発行日 1963年4月10日
Published Date 1963/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202796
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はじめに
われわれは先にフラジール腟坐薬によりトリコモナス腟炎の治療を行ない,一次治癒率100%,再発率21.6%の好成績を得たが,本剤は動物実験により内服によつてもかなりの血中濃度が保たれ,副作用も少ないことが知られている。外国の文献でも内服単独療法で相当の治癒率が得られており,われわれも前回腟錠による再発例,難治例の一部に内服を併用して好結果を認めた。
今回はまた塩野義製薬より1錠中250mgの有効成分を含有するフラジール内服薬および腟錠の提供を受け,トリコモナス腟炎に対して内服単独療法および患者の内服,腟内挿入と配偶者の内服の併用療法を行ない両者の成績を比較検討したので報告する。
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