特集 糖尿病患者を診る―治療と兼科のポイント
糖尿病診療の基本
注射薬療法
熊代 尚記
1
,
弘世 貴久
1
1東邦大学医学部内科学糖尿病・代謝・内分泌学講座
pp.1406-1410
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107693
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ポイント
◎インスリン療法の導入は,病棟では強化インスリン療法,外来ではBOTから段階的に行う.
◎GLP-1受容体作動薬はインスリン分泌の保たれた肥満患者に有効なケースが多い.
◎GLP-1受容体作動薬には短時間作用型と長時間作用型のものがある.
◎短時間作用型のリキセナチドは食後高血糖是正に適しており,持効型インスリンとの相性がよい.
◎GLP-1受容体作動薬は万能ではなく,効果不十分な場合には遅滞なくインスリン療法に変更することが必要である.
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