書評
市場原理が医療を亡ぼす―アメリカの失敗
向井 万起男
1
1慶応大学・病理診断部
pp.117
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107508
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私にとって特別な存在という作家・ライターが何人かいます.その人たちの新刊書が出たら,イの一番に書店に駆けつけて手に入れ,すぐに読むことにしています.読みかけの本があっても中断して.そこまでする価値が,その人たちの新刊書にはあるからです.そうした作家・ライターの一人が,李啓充.
私にとって李啓充が特別な存在になったのは,『市場原理に揺れるアメリカの医療』を読んだときです.日本の医療界に旋風を巻き起こした,李啓充のアメリカ医療本第一作.
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