特集 消化器薬―新時代の治療指針
肝胆膵疾患
膵炎
西野 博一
1
1東京慈恵会医科大学第三病院消化器肝臓内科
pp.100-105
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107281
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ポイント
◎急性膵炎は,厚生労働省重症度判定基準によって重症度を判定し,適切な治療を行う必要がある.特に重症急性膵炎後期合併症対策が重要である.
◎慢性膵炎は,代償期から非代償期への進展阻止と,非代償期での消化吸収障害に対する新しい高力価パンクレリパーゼ製剤の効果が期待される.
◎自己免疫性膵炎では,ステロイド治療の適応,初期投与量・減量・維持療法,投与期間および中止後の再発が問題となる.
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