今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断
疾患別による画像診断アプローチ
急性膵炎と慢性膵炎
黒田 知純
1
,
吉岡 寛康
2
,
徳永 仰
2
,
小塚 隆弘
2
1大阪大学医学部付属病院・中央放射線部
2大阪大学医学部・放射線科
pp.1292-1296
発行日 1987年7月10日
Published Date 1987/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221025
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
画像診断の最近の進歩は目覚ましく,急性あるいは慢性膵炎の画像診断は,従来の腹部単純撮影を中心とした補助的なものから,超音波検査(US),Computed tomography(CT)あるいは内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を中心としたものになり,臨床診断においてその占める位置は著しく重要なものになった.
本稿では,急性膵炎と慢性膵炎,およびそれらの合併症に対する画像診断の進め方と,それらの主要所見について概説する.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.