特集 今日の呼吸器診療と今後の展望
知っておきたい呼吸器疾患
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
富田 康弘
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院睡眠呼吸器科
キーワード:
持続陽圧呼吸(CPAP)療法
,
マウスピース
,
睡眠衛生
,
遠隔モニタリング
Keyword:
持続陽圧呼吸(CPAP)療法
,
マウスピース
,
睡眠衛生
,
遠隔モニタリング
pp.1433-1437
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1433
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Summary
▪SASは交通事故の原因としても重要視されており,適切に診断から治療に結びつける必要がある.
▪CPAP療法を受けている患者は実際のSAS患者のおよそ1割程度といわれており,診断される機会を広げる仕組みが必要である.
▪いびきを録音したり,睡眠状態を監視したりするアプリもあり,受診のきっかけにスマートフォンは活用できる.
▪睡眠医療は遠隔医療との親和性が高く,現在活用されている遠隔モニタリングに今後の発展性が期待されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2019