特集 内科医のためのクリニカル・パール2
呼吸器
呼吸器疾患のクリニカル・パール
巽 浩一郎
1
,
坂尾 誠一郎
1
,
寺田 二郎
1
1千葉大学医学部呼吸器内科
pp.1568-1570
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106978
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病態生理の把握から
クリニカル・パール,心にのこる症例は,他人から言われると「そういうのもありね」になる.本当のクリニカル・パールは,自分自身で経験した症例のなかから生まれてくる.しかし,同じ症例を経験しても,チーム医療のなかでの議論(あるいは他者との議論),基礎的知識(知識を生かす智恵)がないと,クリニカル・パールは出てこない.臨床はわからないことだらけである.日常臨床で忙しいなかでも,少し後戻りして,基礎(基本)的立場から見直してみると,「目から鱗が落ちる」場合がある(図1).
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