COPD治療の新時代 21世紀の「社会的」生活習慣病 知っておくべき日本のCOPD治療のエビデンス
PEACE研究
巽 浩一郎
1
,
川田 奈緒子
,
寺田 二郎
,
坂尾 誠一郎
,
多田 裕司
1千葉大学 大学院医学研究院呼吸器内科学
キーワード:
Carbocysteine
,
ウイルス性疾患
,
かぜ
,
死亡率
,
発生率
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
努力呼気肺活量
,
病勢悪化
,
ランダム化比較試験
,
ハームリダクション
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
患者アウトカム評価
Keyword:
Carbocysteine
,
Common Cold
,
Forced Expiratory Volume
,
Mortality
,
Virus Diseases
,
Incidence
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Disease Progression
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
,
Harm Reduction
,
Patient Outcome Assessment
pp.317-320
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014069724
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COPDの増悪は気道感染症(感冒)を契機にすることが多いので,その予防が重要である.気道感染の予防には,去痰薬に分類されているcarbocisteineが有用である.carbocisteineは,気道上皮細胞に対するウイルスエントリーインヒビターの役割を有しており,臨床的にも増悪抑制に有用である.COPD患者の評価は呼吸機能検査だけでは不十分であり,増悪頻度,労作時息切れの程度の評価はとくに重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014