特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する
診断
GERD関連食道疾患の病理診断
向所 賢一
1
1滋賀医科大学分子診断病理学
pp.790-792
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106785
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ポイント
◎胃食道逆流症(GERD)は,Barrett食道や食道腺癌の危険因子である.
◎GERD症例に特異的な組織学的所見はないが,基底層の過形成や粘膜上皮の細胞間隙拡大は,胃食道逆流の指標として比較的有効である.
◎本邦では,Barrett粘膜は,“胃から連続性に伸びる円柱上皮で,腸上皮化生の有無を問わない”と定義されている.
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