今月の主題 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)
GERDの総論
GERDの疫学―GERDは多いのか
岩切 龍一
1
1佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部
pp.8-10
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100411
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ポイント
胃食道逆流症(GERD)には,典型的逆流性食道炎のほかに内視鏡所見と症状が一致しない症例や胸痛や咳など非定型的症状を有する症例を含み,疫学を論ずるのは必ずしも容易ではない.
従来,本邦におけるGERDの頻度は低いとされてきたが,定型症状や内視鏡所見で見る限り15%前後の頻度で患者が存在しており,本邦でも相当数の患者がいることが判明してきた.
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