今月の主題 一般内科診療における呼吸器薬の使い方
肺炎
耐性菌が疑われる市中肺炎への薬の使い方
伊藤 正仁
1
,
柳 秀高
1
1東海大学医学部総合内科
pp.1577-1581
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104080
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ポイント
●市中肺炎の最大の起因菌である肺炎球菌のペニシリン感受性の定義が変化した結果,ほとんどの肺炎球菌性肺炎をペニシリンで治療することが公式に可能となった.
●髄膜炎におけるペニシリン感受性の定義はほぼ以前と変わりがないことに注意.
●インフルエンザ桿菌にはβラクタマーゼ陰性でもアンピシリン耐性の株(BLNAR)がある.
●緑膿菌のリスクファクターがある患者では重症度,グラム染色などを手掛かりにカバーするかどうかを決める.
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