特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える
疾患名に潜むリスクを評価する
TIA
許 智栄
1
,
許 勝栄
2
1Department of Geriatrics, University of Hawaii John A. Burns School of Medicine
2相澤総合病院救急総合診療科
1Department of Geriatrics, University of Hawaii John A. Burns School of Medicine
pp.676-679
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106752
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ポイント
◎TIAの定義から時間概念は外された.症状や所見がある場合は脳梗塞として迅速に対応する.
◎TIA mimicsに騙されるな! 症状からTIAと決めてかかってしまい,TIAと同じような症状を呈するそのほかの疾患を見逃してはならない.
◎重症化のリスクをしっかりと評価せよ!!「今は症状や理学所見がないから大丈夫」という安易な考え方はダメ.リスクに合わせたアプローチを心がけよ!
◎帰宅させる場合も必ず今後の評価プランを立てること.フォローする医師らとの連携が鍵である.
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