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編集室より
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pp.940
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105978
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●糖尿病治療薬の開発・発売ラッシュが続いています.新薬が加わることにより,多様な治療戦略をとることが可能になる一方で,選択の迷いは深まりそうです.そこで本特集では,インクレチン関連薬の登場によって変わりつつある糖尿病治療薬の全貌を俯瞰していただき,その使い方についてご紹介いただきました.専門医と2人主治医制をとって診ていくことが求められつつある糖尿病診療に際して,連携のヒントになれば幸いです.●新薬の開発は,同時に人体の解明をも進めます.診療の現場で「経験上,正しい」とされてきた現象の背景が科学的に証明されていく過程は,実にエキサイティングです.チアゾリジン系薬やインクレチン関連薬の登場によって,「糖尿病療養の基本は,食事療法と運動療法である」という金科玉条は,その輝きを増したようにすら感じられます.●2年間にわたりご愛読いただいた連載「アレルギー膠原病科×呼吸器内科合同カンファレンス」が3月で終了し,4月から新連載「皮膚科×アレルギー膠原病科合同カンファレンス」が始まりました.専門分化した知識を統合して実践することが求められるお立場として,広く内科全般の診療に携わっておられる先生方のお役に立つ内容をご提示いただきます.
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