書評
―岡田隆夫 監訳―心臓・循環の生理学
水野 篤
1
1聖路加国際病院循環器内科
pp.109
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105765
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「生理学って面白いけど,覚えること多いねんなぁ……」「いまさら生理学……しかも心臓だけ?」
僕がこの本の題名から受けた印象である.それだけ,学生時代の生理学のイメージが強い.研修医時代を一般病院で過ごし,臨床一直線の僕にとって,生理学のイメージは学生時代の丸暗記の試験や,ほとんど読まなかった分厚い教科書である.手にとって本を開く.なるほど…….僕はようやく生理学ということの意義を理解した.
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