今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012
座談会
循環器薬の理にかなった使い方
山科 章
1
,
桑島 巌
2,3
,
中川 義久
4
,
松村 真司
5
1東京医科大学循環器内科
2東京都健康長寿医療センター
3J-CLEAR
4天理よろづ相談所病院循環器内科
5松村医院
pp.132-144
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105753
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循環器は薬の種類が非常に多く,しかもEBMが普及している領域である.一方で,エビデンスのない経験的な治療も多い.そこで本座談会では,理にかなった循環器薬の使い方をするためにはエビデンスをどのように理解し,診療に生かすかについてお話をうかがった.
はじめにエビデンスに基づいた循環器治療の変遷をたどりながら,エビデンスを診療に生かすためには臨床研究を評価し,正しく理解することが大切であること,また,そのために留意すべき点についてお話しいただいた.後半では,高血圧,冠動脈疾患,心不全,不整脈を中心に,治療のゴールや予後・QOLを意識した薬物療法や,非薬物療法を併せた使い方についてお話をうかがった.
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