今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012
身につけるべき基本的な循環器薬の使い方
【カルシウム拮抗薬】
不整脈
藤木 明
1
1静岡赤十字病院循環器科
pp.120-123
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105750
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ポイント
★カルシウム拮抗薬の作用機序:L型カルシウムチャネルに依存した不整脈抑制に有効である.
★ベラパミル,ジルチアゼムによる頻拍の停止とレートコントロール:房室結節の伝導抑制を介して抗不整脈作用を発揮する.
★ベプリジルはマルチ・チャネルブロッカーであり,心房細動停止に特異な効果を有するが,過度のQT延長に注意する.
★カルシウム拮抗薬の禁忌と副作用として,洞機能不全,房室伝導障害,低血圧,心不全増悪に注意する.
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