今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
一般内科医が対応できる血液疾患の治療
【薬剤使用時の注意事項】
血液疾患患者に対する薬物投与時の注意
中世古 知昭
1
1千葉大学医学部附属病院血液内科
pp.1804-1808
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105426
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ポイント
★発熱性好中球減少症では,NSAIDsの坐剤は肛門周囲膿瘍をきたすので用いない.
★NSAIDsとニューキノロン系抗菌薬との併用で痙攣を起こす可能性がある.
★貧血時には,HbA1c値は糖尿病状態を正しく反映しないため,糖尿病薬の処方に注意が必要である.
★アゾール系抗真菌薬使用時にはトリアゾラムは禁忌である.
★起壊死性抗がん剤は輸液ポンプを用いず,自然落下で投与する.
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