今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識
Ⅰ.総論
妊婦への薬物投与に当たっての注意点
吉里 俊幸
1
,
瓦林 達比古
2
1福岡大学病院総合周産期母子医療センター
2福岡大学医学部産婦人科学教室
pp.386-389
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100210
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1 はじめに
妊娠中において薬物療法を考慮する際に必要なことは,母体および胎児に特有な生理的変化を理解しておくことである.もう1つは,その薬剤使用の対象が妊婦なのか,胎児なのかということも重要である.そのうえで,母体および胎児双方の作用,副作用を予測し,それらを評価することである.
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