今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
血液疾患の診断へのアプローチ
高免疫グロブリン血症・低免疫グロブリン血症の鑑別診断
小西 順
1
,
角南 一貴
1
1岡山医療センター血液内科
pp.1726-1729
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105407
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ポイント
★異常高値を示す免疫グロブリンは,血清電気泳動を行い単クローン性と多クローン性に分けて考える.
★多発性骨髄腫,マクログロブリン血症,MGUSでは,免疫グロブリンの選択的著増を示すことが多い.
★多発性骨髄腫では,正常な免疫グロブリンの低下が重要である.
★後天性の低免疫グロブリン血症は,全免疫グロブリンクラスが低下することが多い.
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