今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
血液疾患の診断へのアプローチ
リンパ節腫脹の鑑別診断
伊豆津 宏二
1
1虎の門病院血液内科
pp.1730-1733
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105408
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ポイント
★限局性リンパ節腫大では,まず灌流領域の感染・炎症・悪性腫瘍の有無を診察により確認する.
★診察や血液検査などでリンパ節腫大の原因が明らかでない場合は,リンパ節生検の適応を考慮する.
★リンパ節生検のタイミングは,リンパ節の大きさ,増大速度,病変の拡がり方,検査値異常などを参考にして決める.
★リンパ節生検を行う場合には悪性リンパ腫の可能性を考えて,病理検体のほか,生検体を用いてフローサイトメトリー,染色体検査を行う.
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