REVIEW & PREVIEW
GERDの診断と治療
鈴木 秀和
1
,
平田 賢郎
1
,
日比 紀文
1
1慶應義塾大学医学部内科学教室(消化器)
pp.1292-1295
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105281
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胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は食道内に胃内容物が逆流することによって引き起こされる症状,合併症の総称であり,逆流性食道炎(reflux esophagitis:RE),非びらん性胃食道逆流症(non-erosive reflux disease:NERD),Barrett食道(Barrett's esophagus:BE),気管支喘息や慢性咳嗽などの食道外非定型症状など,胃食道逆流に関連するすべての病態を指す1).本邦でも急激な患者数の増加が認められており,診断・治療における重要性が高まってきている.本稿では,GERDの診断と治療について最新の知見に基づき概説する.
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