今月の主題 臨床栄養Update 2011
座談会
これからの臨床栄養における課題と問題点
中村 光男
1
,
福田 能啓
2
,
加藤 昌彦
3
,
柳町 幸
4
1弘前大学医学部保健学科病因・病態検査学
2兵庫医科大学ささやま医療センター
3椙山女学園大学生活科学部管理栄養学科臨床栄養学
4弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科
pp.483-492
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105082
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食事を摂ることは単なる栄養の摂取でなく,人間が文化的・精神的に豊かな生活を送るためにも非常に大切な行為です.また,加齢や疾患により,個々の状況に合った食事および栄養療法が必要です.しかしながら,栄養学・栄養療法に詳しい医師が少ないのが現状で,食生活の変遷による生活習慣病の増加,対して高齢者の栄養不足などの問題も生じています.
そこで,本座談会では「日本人の栄養摂取の変遷と疾患への影響」,「特定保健用食品およびサプリメントの使用」,「高齢者の栄養障害」,「過剰栄養による疾患」,「外来食事指導,入院中の食事提供法」に関する議論を通して,臨床栄養における問題点と課題を明らかにし,今後の方向について考えます.
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