Scope
座談会—消化吸収不良患者から栄養を考える
鈴木 一幸
1
,
福田 能啓
2
,
丹藤 雄介
3
,
中村 光男
4
1岩手医科大学医学部第1内科
2兵庫医科大学消化器内科
3弘前大学医学部第3内科
4弘前大学医学部保健学科
pp.868-876
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908715
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
中村(司会)お忙しいところお集まりいただきまして,ありがとうございます.本日は「消化吸収不良患者から栄養を考える」というタイトルで,それぞれの専門の先生にお話をお伺いしたいと思います.
今まで日本の医学においては,主に糖尿病,肥満,高血圧症,高脂血症といったものが生活習慣病として取り上げられてきましたが,今後は消化器病もそういった側面から見る必要があると思われます.食物を消化吸収するステップが障害されるという場合を考えながら,日常生活において栄養がどういうものかを,疾患から眺めてみるというのが今回の趣旨です.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.