レコーダ 虎ノ門フォーラム 月例社会保障研究会から
これからの施設整備の課題
筧 淳夫
1
1工学院大学建築学部教授
pp.6-16
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2932003
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医療介護福祉政策研究フォーラム(虎ノ門フォーラム、中村秀一理事長)の月例社会保障研究会が5月16日に開かれ、工学院大学建築学部教授の筧淳夫氏が「これからの施設整備の課題」のテーマで講演した。 筧氏は病院建築の背景、病院整備のプロセス、建築コストについて解説した。戦後からの人口増加期、人口安定期の時代では「病院の建物は天寿が全うできた」と病院の建物が目的を果たしてきたとする一方、今後の人口減少期では医療需要が減るために空きができて使わないところが増えてくることを指摘。その上で、段階的な施設整備で最小限の投資によって既存の建物の有効活用を提案した。一方、建設コストが高騰していることから、1床当たりの工事費が1億円を超える公立病院も現在計画中であることを明かした。
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