SCOPE
続・事前確率の重要性―いかに臨床現場に反映させるか
名郷 直樹
1,2
1地域医療振興協会地域医療研修センター
2東京北社会保険病院臨床研修センター
pp.498-500
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105084
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前回(2010年12月号)1)のまとめ
事前確率が低いままに検査をするとどうなるか,その極端な例として脳卒中の事前確率が0%の状況でMRIを撮った場合,どのようなことが起きるのかについて解説した.MRIはきわめて優れた検査であるが,事前確率を考慮しなければ,宝の持ち腐れになるばかりでなく,“疾患を生み出す錬金術”とでもいうべき有害な検査にもなりうることを強調した.
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