今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方
座談会
血液悪性疾患が気になるとき,気にすべきとき
緒方 清行
1
,
中村 恭子
1
,
引野 幸司
2
,
安井 美沙
3
1日本医科大学血液内科
2茅ヶ崎徳洲会総合病院呼吸器内科・腫瘍内科
3順天堂大学医学部膠原病内科
pp.2196-2205
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104947
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白血病,悪性リンパ腫および骨髄腫の治療は著しく進歩しており,よい状態を維持したり,治癒できる例が増えています.しかしその方法は,速やかに強力な化学療法を行うものから,治療を急がない,あるいは経過観察するものまで疾患によりさまざまです.
これらの治療の多くは血液専門医が担当しますが,全身のあらゆる部位が原発になりうる「どの診療科でも遭遇する腫瘍」であることから,診断の端緒はプライマリケア医をはじめ,すべての診療科の医師に依存しています.そこで本座談会では,日常診療で血液悪性腫瘍をどのようなときに疑うか,またフォローアップをどう行うかについて,診療経験を踏まえお話しいただきました.
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