Medicina(Tokyo) Volume 47, Issue 12 （November 2010）

medicina 47巻12号（2010年11月発行）

今月の主題糖尿病診療Update―いま何が変わりつつあるのか

2型糖尿病の基礎知識

血糖の指標と糖尿病発症伊藤千賀子 ¹ ¹Grand Tower Medical Court pp.1910-1913

発行日 2010年11月10日 Published Date 2010/11/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104884

PDF(230KB)

ポイント

★空腹時血糖値が100～109mg/dlの糖尿病発症率は＜99mg/dlの約2倍高率なことから正常高値と呼ばれる．

★OGTT判定別に糖尿病発症率をみると，IFGやIGT-1（2時間値＜170mg/dl）では正常の2.5倍も高率であった．

★IGT-2（2時間値≧170mg/dl）の糖尿病発症率はIFGやIGT-1の2倍であり，初診から短期間の発症率が高かった．

★健常者の随時血糖値は140mg/dl未満である．

★糖尿病発症の要因は高血糖が最も強く，肥満，高TG血症，年齢，高血圧の順であった．

基本情報

電子版ISSN 1882-1189 印刷版ISSN 0025-7699 医学書院

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