糖尿病マネージメントup-to-date
トピックス 新しい血糖コントロール指標
武井 泉
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1東京歯科大学市川総合病院 糖尿病・内分泌センター
キーワード:
肝硬変
,
Glycosylated Hemoglobin A
,
血糖
,
糖尿病-1型
,
貧血
,
妊娠糖尿病
,
腎機能障害
,
1,5-Anhydroglucitol
,
Glycosylated Serum Albumin
Keyword:
Anemia
,
Blood Glucose
,
Diabetes Mellitus, Type 1
,
Glycated Hemoglobin A
,
Liver Cirrhosis
,
Diabetes, Gestational
,
Renal Insufficiency
,
1,5-anhydroglucitol
,
Glycosylated Serum Albumin
pp.118-120
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008078768
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HbA1cは長期的指標として、大規模な研究、長期研究に用い、広くgolden standardと位置づけられている。グリコアルブミン(GA)は中期的指標として、その変動幅が大きいことより、負荷後高血糖の境界型、急速な血糖変化、初期治療、1型糖尿病の食後高血糖指標、妊娠、貧血、腎不全、透析、肝硬変などに用いられる。1,5-アンヒドログルシトール(1,5-AG)は短期的変動により、遂次性が強く、血糖変化の先行指標として用いられる。薬物開始時、食事運動療法の遵守度の評価にも有用性が高く、continuous glucose monitoring system(CGMS)のデータを含めて、食後高血糖における1,5-AGの重要性が再認識されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008