今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
大腸の内視鏡診療
【治療】
大腸憩室出血に対する対応法
杉山 宏
1
1木沢記念病院消化器科
pp.1123-1126
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103978
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ポイント
●下部消化管出血例では詳細な病歴と服用している薬剤を聴取し,直腸診は必ず行う.
●大腸憩室出血を疑ったら速やかに洗腸を行い,透明フードを用いた内視鏡検査を行う.
●責任憩室が診断できたら,組織傷害が少ないクリップ法やHSE局注法で止血術を行う.
●重症例や内視鏡的止血術の抵抗例ではIVRや高濃度バリウムによる注腸を試みる.
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