今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
大腸の内視鏡診療
【診断】
大腸癌の診断術
日山 亨
1
,
田中 信治
2
,
茶山 一彰
3
1広島大学保健管理センター
2広島大学病院内視鏡診療科
3広島大学病院消化器・代謝内科
pp.1105-1108
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103974
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ポイント
●拡大観察の前には,病変を十分に洗浄し,便汁,気泡,粘液などを除去しておく.
●拡大観察は,病変を常に正面視できる位置取りが重要である.
●拡大観察は,まずインジゴカルミンを用いたコントラスト法によるpit pattern観察を行う.
●色素が貯留する部位やIIIs型やV型pit patternが疑われる場合には,染色法を追加する.
●NBI(narrow band imaging)拡大観察でも,pit pattern診断は可能である.
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