連載 見て・聴いて・考える 道具いらずの神経診療・15【最終回】
主訴別の患者の診かた10―筋力低下を訴える患者の診かた
岩崎 靖
1
1小山田記念温泉病院 神経内科
pp.510-517
発行日 2009年3月10日
Published Date 2009/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103836
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「力が入らない」と訴えて神経内科の外来を受診する患者,他科からの紹介患者は多い.筋力低下があると中枢神経疾患が疑われる傾向があるが,筋力低下をきたす疾患は末梢神経疾患,筋疾患から炎症性疾患,自己免疫性疾患,廃用症候群など多岐にわたる.
連載の最終回として,今回は主として筋力低下(運動麻痺)の診かたについて,病態の評価法,神経学的診察による病変部位の診断,代表的疾患の鑑別法のコツを述べてみたい.
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