特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
よくみる症候からのアプローチ―問診,診察のコツと検査の進め方
動悸を訴える患者の診かた
清水 昭彦
1
1山口大学大学院医学系研究科保健学系学域
pp.1608-1610
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107740
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
パールとピットフォール
◎動悸を訴える患者をみたらまず脈をとり,心悸亢進患者と不整脈患者の鑑別を第一に行う.
◎突然始まり,突然停止する規則正しい数えきれない動悸の原因は発作性上室性頻拍をまず考える.
◎突然始まり,徐々に治まる動悸は心房細動をまず考える.
◎動悸を訴える原因は心疾患だけではない.
◎随伴症状の有無のみで不整脈の診断をすると危険.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.