今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎
膵炎が疑われたときの診断の進め方:検査の進め方と鑑別診断は?
膵炎を疑ったときの検査の進め方と鑑別診断は?
朝倉 徹
1
1宮城学院女子大学大学院健康栄養学研究科
pp.394-397
発行日 2009年3月10日
Published Date 2009/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103811
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●血清総アミラーゼの高値を呈する疾患は多く,診断の特異性は低い.
●膵炎発症早期には,自発痛のみで腹膜刺激症状がないこともある.
●腹部超音波(US)で明瞭な画像が得られない場合もあり,客観性の高い腹部CTが有用である.
●胆石が乳頭部に嵌頓して発症した胆石性膵炎では,排石治療を優先する.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.