今月の主題 緊急時に画像診断を使いこなす
鑑別診断のための画像診断
急性膵炎を疑う
真弓 俊彦
1
,
北川 元二
2
,
武澤 純
1
1名古屋大学医学部救急部/集中治療部
2名古屋大学大学院病態修復内科学
pp.696-700
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102604
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ポイント
・急性期の急性膵炎の画像診断は,診断(除外診断を含む),成因検索,重症度診断のために行う.
・急性膵炎を疑った場合:腹部,胸部の単純X線,腹部エコー(ultrasonography:US),CTなどによって,膵の変化と他の疾患の有無を確認する.
・成因診断として,USやCTによって胆石の有無を確認する.
・重症度診断のためにCTは必須であり,可能であれば造影CTを行う.膵の壊死の程度や炎症の広がりを評価する.
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