書評
抗菌薬マスター戦略―非問題解決型アプローチ
喜舎場 朝和
1
1沖縄県立中部病院・感染症専門医
pp.2067
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103622
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原著は,Alan R. Hauser M.D., Ph. D.による“Antibiotic Basics for Clinicians:Choosing the Right Antibacterial Agent”.訳者は,監訳者の岩田健太郎先生を筆頭にした,感染症学を志す14名の新進気鋭の多彩な顔ぶれで,なかには,地下鉄サリン事件で名を馳せた奥村徹先生が名を連ねている.
正直なところ,古い年代の私は原著者を知らない.しかし,岩田先生その人と彼の“キレものぶり”をよく知っているので,若い彼が,さらなる若者達を動員して邦訳に情熱を傾けたからには,それ相当の思い入れがあるに違いないと読む前から興味津々であった.
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