Japanese
English
特集 THA―各種アプローチのコツとピットフォール
従来型のアプローチ
-―側方アプローチ(Dall法,Hardinge法)―
Modified transgluteal approach in total hip arthroplasty
䯨 賢一
1
,
中村 知寿
1
,
岡本 尚史
2
,
飯田 寛和
3
,
齋藤 貴徳
1
Kenichi OE
1
,
Naofumi OKAMOTO
2
,
Hirokazu IIDA
3
1関西医科大学,整形外科学教室
2みどり会中村病院,整形外科
3関西医科大学総合医療センター,人工関節センター
キーワード:
Direct lateral approach
,
Dall approach
,
Hardinge approach
Keyword:
Direct lateral approach
,
Dall approach
,
Hardinge approach
pp.1001-1009
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001377
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要旨:Dall法はdirect lateral approachの一つであり,中殿筋と外側広筋の線維性連絡を保ちながら縦割させる進入路である。「軟部組織の温存が可能」で「すべての症例に応用できる」手技であるが,大転子周囲合併症が唯一の克服すべき課題であった。現在施行している大転子の固定方法は「手術技術」や「患者背景」の影響を受けにくい方法であることが確認できたが,高齢者や関節リウマチなどの骨質不良症例に対しては,Hardinge法などの進入路を考慮した方がよい。しかし,direct lateral approachそのものは再置換の際も同一の展開が可能であり,有用な進入路である。
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